医療従事者の皆様へ

専門医制度の概要

日本老年医学会は、成人病、老年病の領域における医療ならびに研究従事者、専門家からなり、成人・老年医学に関する諸問題に総合的に関わってきました。1988年に専門医制度(発足当時は「認定医」)を発足させ、以下の理念を掲げて高齢者の医学を実践できる老年病専門医の育成に努めてきました。

  1. 老年病医学を担当できる資質の高い医師を養成する
  2. 高齢者の生理・病理を理解し、老年期特有の疾病に対応する
  3. 高齢者の介護・看護の領域を理解し、老年医療を包括的に行う
  4. 高齢者に関する基礎・臨床研究を理解し、老年医学研究を推進する

2018年4月現在、1460名が専門医としての認定を受け、日本各地の大学、老年病専門病院、一般病院の勤務医や開業医として老年医学の教育、診療にあたっています。
老年病専門医名簿

老年病専門医は、日本専門医機構の認めるsubspecialtyの専門医の1つであり、内科を基盤とする専門領域と位置づけられています。日本内科学会認定内科医の資格取得後、認定施設で指定されたカリキュラムに沿って3年間の専門臨床研修を受けることが専門医認定試験の受験資格となっています。ヨーロッパ、英国、米国をはじめ多くの国で老年病専門医が活躍しており、国際老年学会などを通じて国際交流も活発です。

新・専門医制度

2018年4月より新・専門医制度が全国的に導入され、それに合わせて老年病の専門医制度も変わることになりました。新しい老年病専門医制度が適用されるのは、原則として、2016年(3月)以降に医師国家試験に合格した医師です。すなわち初年度は、2018年3月に卒後臨床研修(初期研修)を修了し、2018年4月から基本領域(内科)の専門研修を開始した専攻医が対象となっています。
尚、それ以前(2015年より前)に医師になった方は、原則として従来からの専門医制度が適用されます。現行制度は今後しばらくの間維持し、2つの制度が並行して行われることになりますが、いずれは取り止めとなりますので早めに研修を開始してください。