2024年1月14日 公立穴水総合病院 中橋毅先生

老年医学会北陸支部
金沢医科大学
大黒正志先生

2024年1月14日

 暖かいお言葉、ありがとうございます。医科大が全学を挙げて当院を支援していただいていることに感謝しても感謝しきれません。この厳しい超急性期の救急医療をしのげたのも医科大の後方支援あってのことと思います。
 現在のこちらの状況ですが、断水が続いており、トイレが使えず、入浴ができず、栄養部が動かせない状態が続いています。病院前までは水道が来たようですが、館内の配管の損傷が多く、病院内の蛇口からは水が出ません。検査部だけは機器に直接水を引っ張って動くようになりました。
 入院患者も被災時に100人近くいたところ貴院の受け入れのおかげで現在60人ほどになっています。外来は基本お薬の処方のみとし、専門診療科としての外来はまだ始めていません。このため有症状者はERでDMATと一緒にみています。また、付属の診療所はしばらく休診としています。
 病院職員は輪島から通勤している人も多く、現在職員の2/3が避難所か病院内から出勤しています。このため負荷を減らすためさらに入院患者を減らす努力をする一方で、新たな入院患者を発生させない作業も必要となっています。
 先週から感染症の指数関数的増加がみられ、高齢者の多いこの地域では中等症以上の患者の発生が予想されることから、それに対応できる病院の体制も整えておく必要があると考えています。
 また、避難所や自宅での感染予防対策も町をあげて進めていく必要があるだろうと考えています。
 以上、思いつくままですが、現状の情報共有です。

公立穴水総合病院
中橋毅拝